蹴る

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予告編
— TRAILER —

イントロダクション
— INTRODUCTION —

イントロダクション

映画『蹴る』ついに完成!
足で蹴らないサッカーに、人生を賭ける日々

重度の障害を抱えながら、電動車椅子サッカーW杯出場にすべてをかける選手たちを6年におよび撮影した長編ドキュメンタリー。 日本代表を目指す日々の闘いや、日常生活に垣間見せる人生の苦悩や恋愛模様、競技にかける彼らの想いや葛藤。 その生きざまをも描き出す。

中村監督より
— DIRECTER’S STATEMENT —

電動車椅子サッカーは「生きることそのもの」

 彼女に一目惚れしたのは、2011年7月、 “なでしこジャパン”が世界一に輝く歓喜の前日だった。

 電動車椅子サッカー日本代表と関東選チームの試合、私の目はいつの間にか関東選抜のある選手に釘づけになっていた。その試合で唯一の女性選手、永岡真理だった。
「なでしこジャパンがもう一人、ここにもいる!」そう思った。勝負への強い意志、サッカーにかける情熱、アスリートとしての輝き、すべてが彼女のプレー、表情に宿っているかのように思えた。彼女の背後に炎が見えた。一気に電動車椅子サッカーの虜になり、彼女と初めて相対した私は思わず口走った。

 「あなたは今後日本代表に選ばれると思う。4年後のワールドカップにチャレンジする姿を是非撮らせてほしい」

 そこから電動車椅子サッカーを追いかける日々が始まった。

 電動車椅子サッカーの選手たちの障害は重度という共通点があるだけで様々だ。筋ジストロフィー、脊髄性筋委縮症(SMA)、脊髄損傷、脳性麻痺などなど。

 生まれて一度も歩いたことがない選手もいれば途中から歩けなくなった選手もいる。常時、呼吸器を使用している選手もいる。自力で座位をとれず車椅子に縛り付けられたような状態でプレーする選手もいる。そういった選手たちが自らの体形に合わせ改造した電動車椅子を自在に操り、時には2Gの重力を受け、車椅子同士がぶつかる衝撃にも耐えながら、鍛え抜かれた技と強烈な意思で試合に挑む。

 これほど重度の障害を持ちながら、これほど激しいスポーツが他にあるだろうか?

 選手たちに共通するのは電動車椅子サッカーに対する想いの強さだ。多くの選手にとって“電動車椅子サッカーは生きることそのもの”だ。そんな選手たちの想い、生きざま、生きている証(あかし)を映像に刻み込みたいと思った。

中村監督より

 資金のあてもないまま2011年8月から4年後のW杯を最終段階に見定めて、まずは独りで撮影を開始した。他の映像関係の仕事や、途中からは介護の夜勤アルバイトも始め、その収入をつぎ込んで撮り続けた。しかしW杯が延期になってしまい撮影期間は6年以上に及ぶことになった。完成の目途が立たなかった時期は、ストレスから腸炎を引き起こし激痛にのたうち回ることもあった。幸いその後、製作委員会の一員であるらくだスタジオの協力、文化庁の助成金も得て何とか完成まではたどり着くことができた。

 東京パラリンピックけ障害者スポーツへの関心が高まっているが、パラリンピック実施競技以外はほとんど知られていない。電動車椅子サッカーも然りだ。電動車椅子サッカーの魅力を多くの人に知ってほしい。選手たちの想いを感じてほしい。生きる姿に目を向けてほしい。きっと“障害者”に対する見方も変わるはずだ。

 是非、映画『蹴る』を通じて、選手たちを応援してください。

人物紹介
— STORY —

本作は永岡真理、東武範の両選手を中心に2017年アメリカでのワールドカップを目指す選手達がひたむきに電動車椅子サッカーに打ち込む姿や思い、更にはスポーツドキュメンタリーの枠を超え、それぞれの選手の恋愛模様や家族のサポート、介助の様子などの実情にも迫り、ひとりひとりの生き様を6年間に渡り描いた映画である。

永岡真理選手
永岡真理はSMA(脊髄性筋萎縮症)を患っており、生まれてから一度も歩いたことはない。SMAとは、脊髄の運動神経細胞の病変によって起こる筋萎縮症で、体幹や四肢などに筋力低下と筋委縮を示す難病である。
彼女の障害は重く、背骨も湾曲していて自ら座位をとれないため、試合の時は体と車椅子をベルトできつく固定して縛り付けた状態でプレーをする。
そんな状態でも彼女はポニーテールを振り回しながら華麗なゴールを決め、さらには相手選手と競り合う激しさも見せる。試合の最中、真理にあるアクシデントが起きてしまう。通常であれば試合に戻ることは考えられない状況にも関わらず、彼女は強靭なメンタリティーでアクシデントを乗り越え、大会のMVPまで獲ってしまう。

永岡真理選手
そして2013年1月にオーストラリアで開催された国際大会では日本代表に選出された。女子選手としては初の日本代表選手として公式戦に出場し、チームも優勝という結果を持ち帰った。だが、彼女が自ら思い描いたような活躍を見せるまでにはいたらなかった。「ワールドカップではもっと中心選手として活躍したい、そのために出来ることは何でもやろう」真理は決意を新たに電動車椅子サッカーに打ち込んだ。彼女の努力と比例するかのように所属チーム横浜クラッカーズも全国大会で優勝を重ねるなど強豪チームへと成長していくが…。
永岡真理選手ブログ

『ワールドカップに出場して活躍する』その思いは他の選手も同様だ。

ナンチェスター・ユナイテッド鹿児島に所属する 東武範もそのひとりだ。彼は筋ジストロフィーを患っており呼吸器をつけたままプレーしている。子供のころはゆっくりではあるが自分の足で歩いていた。小学校5年生のころから車椅子を使用する生活になり、十代後半には手動の車椅子を漕ぐことが困難になり電動車椅子に切り替えた。

東武範選手
東は自他共に認める“サッカーバカ”で、まるでサッカーをやるために生きているかのようだ。練習で培ったテクニックと様々なフェイントを駆使し相手の裏を取り翻弄する。
そんな彼の悩みは食事だ。固形物はあまり食べることができず、裏ごししたりなど食べやすい状態にしてから口に運ぶのだが、それでも飲み込むのに苦労するほどである。
「正直、しんどい。それでもサッカーやりたくなる」東にとって食事を摂ることは、サッカーをする体力を維持する為の試練となっていた。ワールドカップに出るためにも…東は食の問題を解決するべく大きな決断をする。

東武範選手

2人以外にもワールドカップで世界を目指す選手はたくさんいる。

国際大会では障害の程度によるクラス分けがあり、主に姿勢保持や視野確保、運転技能等を判断基準とし、PF1(重度)とPF2(中程度)に区分される。永岡・東などSMAや筋ジストロフィー(重度)の選手はPF1に区分されることが殆どで、それらと比較的すれば障害の程度が軽い脳性麻痺の選手などはPF2に区分される場合が多い。

北沢洋平選手
レインボーソルジャー(東京)の北沢洋平も筋ジストロフィーでPF1の選手だ。冷静な状況判断、正確なキックなどが持ち味の選手で、真理の交際相手でもある。所属チーム同士がライバル関係にあり、試合では相対する2人だが、日本代表や関東選抜チームではコンビでゴールを決めることも多い。電動車椅子を仲良く並べてデートにも出かけることもある。気候の良い日は公園でまどろみ、そうでない時はカラオケボックスで2人きりになったりする。“普通”のデートと違うのは、待ち合わせの場所までは互いのヘルパーに付いてきてもらうことだ。
北沢洋平選手ブログ

吉沢祐輔選手
北沢のチームメイトの吉沢祐輔も筋ジストロフィー・PF1である。一時期は代表候補から外れたこともあったが、日本代表チームのドクターの勧めもあり呼吸器を導入し、日本代表へ返り咲いた。
吉沢祐輔選手Facebook

有田正行選手
レッドイーグルス兵庫でプレーする有田正行(SMA・PF1)は前回ワールドカップの得点王だ。映画に登場する選手の中では唯一の既婚者である。健常者の妻が練習のサポートをするなど夫婦二人三脚で連続出場を目指している。

塩入新也選手
東とナンチェスター・ユナイテッドのチームメイトである塩入新也(SMA・PF1)は代表のキャプテンも務めている。鹿児島の塩入と東は、まさしく日本を代表するコンビだ。阿吽の呼吸を感じさせるプレーは見る者をうならせる。

竹田敦史選手
オーストラリアの大会ではPF2に区分された40歳の竹田敦史(脳性麻痺)は真理と同じ横浜クラッカーズの選手だ。竹田はこれまで何度も、代表候補に呼ばれたり呼ばれなかったりを繰り返してきた。年齢的に最後のチャンスだと思っている。
竹田敦史選手Facebook

三上勇輝選手
同じく横浜クラッカーズの三上勇輝(脳性麻痺・PF2)は電動車椅子で電車通勤するサラリーマンでもある。明るいキャラクターで周囲を盛り上げるムードメーカーだ。
三上勇輝選手Facebook

飯島洸洋選手
長野FCクラッシャーズ所属の飯島洸洋(ウールリッヒ病・PF2)は、誰が監督でも必ず代表に選ばれるであろう実力者で、試合の映像を見て相手を分析するなど研究することも欠かさない頭脳派だ。しかし彼にはワールドカップに行けないある事情があった。
飯島洸洋選手Facebook

コメント
— COMMENTS —

ワールドカップ・フランス大会が終わった失意の中、出会ったのが電動車椅子サッカーの仲間だった。
医者に止められてもプレーを続ける姿に背中を押されて私はピッチに戻った。

彼らの真剣さ、勇気を受け止めてください。

岡田武史(FC今治オーナー)

「生きているということが当たり前だと思わずに生活しています」という肉声が胸に刺さった。
「蹴る」ことは彼ら、彼女らにとってはすなわち「生きる」ことなのだ。壮絶な蹴り様、生き様を中村和彦監督はここに刻印した。

木村元彦(ノンフィクションライター)

電動車いす歴30年以上を誇る私なら、そこそこやれるだろうと挑んでみた。ところが、まったく歯が立たなかった。
電動車いすで、あれほどの迫力と躍動感を生み出せるなんて脱帽!!

乙武洋匡(作家)

クラウドファンディング
— CROWDFUNDING —

電動車椅子サッカーに人生を賭ける選手たちを応援したい!
クラウドファンディングサポーター募集
クラウドファンディング

6年間の苦闘の末、電動車椅子サッカードキュメンタリー映画『蹴る』は完成しました。 しかし、このままでは、“知る人のみが知る” だけの作品になってしまいます。

この作品を通じてひとりでも多くの方へ《電動車椅子サッカーに人生を賭ける選手たちの生きざま》と《電動車椅子サッカーの魅力》を伝える為に配給宣伝費をクラウドファンディングで募ることになりました。

是非、みんなで協力して、選手たちの頑張りを応援し、電動車椅子サッカーの魅力を発信していきましょう!

上映情報
— SCREENING —

日程 地域 映画館・上映会 全国共通特別鑑賞券
2月16日(土) 15時20分 神奈川 ヨコハマ・フットボール映画祭2019 使用可
横浜開港記念会館 横浜市中区日本大通35番地
お問合せ先 090-9648-5837
3月23日(土)~ 東京 ポレポレ東中野 使用可
東京都中野区東中野4-4-1 ポレポレ坐ビル地下
TEL 03-3371-0088
近日 愛知 名古屋シネマテーク 使用可
名古屋市千種区今池1-6-13 今池スタービル2F
TEL 052-733-3959
近日 新潟 シネ・ウインド 使用可
新潟市中央区八千代2-1-1 万代シテイ第2駐車場ビル1F
TEL 025-243-5530
各上映の詳細は、日程をクリックしてください

特製ポストカード付 全国共通特別鑑賞券 1300円 好評発売中!


映画前売券はらくらくネット通販。

クレジット
— CREDIT —

電動車椅子サッカードキュメンタリー「蹴る」
監督:中村和彦(「プライドinブルー」「アイ・コンタクト」「MARCH」)

出演:永岡真理 東武範 北沢洋平

プロデューサー:中村和彦 森内康博 撮影:堺斗志文

製作:「蹴る」製作委員会 配給:「蹴る」製作委員会+ヨコハマ・フットボール映画祭

後援:(公財)日本サッカー協会 (公財)日本障がい者スポーツ協会 (一社)日本障がい者サッカー連盟 (一社)日本電動車椅子サッカー協会 (特非)日本ブラインドサッカー協会 (一社)横浜医師会 (一社)日本筋ジストロフィー協会 (一社)全国肢体不自由児者父母の会連絡会 SMA家族の会

1時間58分 日本語 2018年 日本映画
文部科学省特別選定 (少年向き/青年向き/成人向き)

©「蹴る」製作委員会